世間的にインフルエンザが爆発的に蔓延しておりますね。
今年の感染具合は異常と言われておりまして、かくいう私も掛かってしまいました...。
今日は、巷で話題の【ゾフルーザ】(バロキサビルマルボキシル)というインフルエンザ治療の新薬に対しての効果・薬価・副作用・評判といったところを私が実際に服用して経験も踏まえてお伝えしたいと思います。
【効き目】
結論から述べますと、効きます!(もちろん個人差等はあります。)
使用した時の状況を踏まえて説明します。
とある日の昼頃から一気に高熱を発症し、病院に行くのもかなりしんどい状況の中、医師と話してゾフルーザを処方して頂きました。
ゾフルーザの大きな特徴として、1度飲むだけで良いというものがあります。
実際に処方された時間帯は夕方付近でしたが、1度飲むだけで良いということなのでその場ですぐに飲みまして、以降抗インフルエンザ薬は飲まなかったのですが(痛み止め等は除く)、翌日の夕方付近くらいには熱がおさまっている状況となりました。
実際に、1回の投与で1日以内に症状を抑える効果があることで有名で、後述はしますが、実際にノイラミニダーゼ阻害薬(タミフル等)と比べ早期に効果があり、投与翌日には半数以上の患者で感染性を持つウイルス量が減っていることは証明されております。
【他のインフルエンザ治療薬とは異なる点】
リレンザ(吸入)・イナビル(吸入)・ラピアクタ(点滴)・タミフル(経口)
というのが主なインフルエンザ治療薬ではありますが、特にタミフルなんかはよく報道もされていますし馴染み深いのではないでしょうか。
これらはどれも共通点があり、それは細胞内で増殖したウイルスが外部に流出していくのを妨げるための薬というものなのです。
つまり、ウイルスの増殖自体にストップを掛けてくれるわけではないのです。
一方で、ゾフルーザはこのウイルスの増殖自体を抑えることができます。
インフルエンザウイルスを撃退する威力はタミフルの100倍とも言われており、しかも1回服用するだけという手軽さも相まって注目を浴びているというわけなんです。
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【薬価】
現状のゾフルーザの薬価は、1錠4789円(80.0kg未満)となります。保険適用でこの金額の3割負担という形になりますね。
タミフルの値段と比較すると1.5〜2.0倍程度の価格となります。
実際に医師に確認したところ、タミフルよりは値段が高くなりますが大丈夫ですか?という確認をされました。
【副作用】
異常行動(5.4%)、下痢(1.2%)、ALT(GPT)増加(0.9%)が臨床試験時では示されたとのことです。
私自身は使用して特に何の副作用もありませんでした。
ただ、上記の副作用よりも気にする点があるとすればこちらだと思います。
他の薬よりも耐性ウイルスが非常に出やすい
耐性ウイルスが出現すると、それ以降の薬に対する感受性が低下してしまうので、今後ゾフルーザを使用しても効かなくなってしまうケースは多々起こってしまいます。
まだ新薬な部分で、使い方に関してはまだまだ開拓の余地があるものですので、タミフルとの併用を吉とするケース等、今後は飲み方として工夫する方法とかが出てきてもおかしくはないと思います。
【評判】
周りの人も、ゾフルーザを使用して早く良くなった、飲むのが1回だけでいいから楽という好評価が目立ちます。
ただ、上に述べた副作用部分もありますし、まだ新薬ということで発見されていない副作用等が見つかる場合もあるので、その辺りをしっかり考慮した上での服用をおすすめするというのが正直なところになるかと思います。
市場データとしましても、2018年3月にソフルーザが発売され、発売後半年で国内医療機関への売り上げが抗インフル薬市場の65%となりシェア1位となっている事実がありまして、市場評価も非常に高いと言えます。
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