ジントニックやジンバックなど、「ジン」という名前が入っているカクテルは多いので、「ジン」自体を耳にしたことのある方は数多くいるかとは思います。

確かに聞いたことはあるけど、原料とか細かいことはあまり知らないかも...?
本記事では、そんな方に向け、原料や飲み方、アルコール度数といった細かい知識を解説した上で、ジンで作れるオススメの美味しいカクテル5選まとめをご紹介していきたいと思います。
ぜひ、これを機にジンのことを詳しく知って、美味しいウォッカカクテルを作ったりBARで注文してみて下さい!
目次
【ジンとは?飲み方は?】
ジンの原料は?
「ジン」は大麦・ライ麦・とうもろこしなどを原料とした蒸留酒になります。
そこにジュニパーベリーやハーブといった薬用成分による爽やかな風味がジンの大きな特徴になっています。
ジンのオススメの飲み方は?
蒸留酒のためアルコール度数は40度近くある強いお酒になりますが、冷蔵庫でキンキンに冷やして(アルコール度数が40度近くあるため凍らない)のストレートやロック、ソーダ割りといったシンプルな飲み方でも美味しく飲めるお酒となっています。
ジンの代表的な銘柄は?
代表的な銘柄に「ビーフィーター」や「タンカレー・ジン」「ボンベイ・サファイア」といった銘柄があり、これらは酒屋さんでも簡単に見つけることができます。
また最近は、日本でもクラフトジンブームが発生しており、「サントリー 六」や「季の美 京都ドライジン」など、日本のボタニカルを使ったジンが発売されており、高く評価されています。
そのまま飲むのも美味しいお酒ですが、ジンは何と言ってもカクテルベースとして大きな存在感を持っています。BARにはまず欠かせないお酒です。
ジンを使ったカクテルは数え切れないほどありますが、今回は、今回はその中から5種類のおすすめカクテルを紹介します。
「とりあえず、ジントニックで」―――これから夏場にかけて暑い日が増えてくる中、いつものビールから少し変えて、辛さと爽快感が魅力な「ジン」を楽しむのも良いかと思います!

バー玄人になると、ジントニックを1杯目に頼んで味を確かめるというのがあるよね!
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ジンで作れる美味しいカクテルまとめ
ジントニック
「ジントニック」はドライジンをトニックウォーターで割り、ライム果汁を絞った爽快感あふれるカクテルです。
おしゃれなBARから居酒屋のメニューにまであるとてもポピュラーなカクテルですが、実はかなり奥の深いカクテルになります。
「ジントニックの作り方や味でそのバーテンダーの力量が測れる」と言われるほど、製法がシンプルだからこそ、そのバーテンダーの腕次第でおいしさがガラッと変わってしまいます。
BARに入り、そこで頼んだジントニックがおいしければ、そのBARはどんなカクテルもおいしいと言われております。
使っているジンやトニックウォーターの種類、ライムのデコレーションの仕方など、バーテンダーのこだわりが垣間見えるカクテルです。
気楽に頼めるカクテルのイメージもあるジントニックですが、そこにいたるまでのバーテンダーの思いを想像してみながら飲むと、また変わった味わいになるかもしれませんね。
製法が簡単、カクテル用の器具も要らないことから、自宅でも楽しめるカクテルになっています。ベースのジンの種類を変えたり、ライム果汁の量を変えたりして、自分好みの「ジントニック」を作ってみてください。
たかがジントニック、されどジントニック。今年の夏のレパートリーの一つにオススメです。
ジンデイジー
出典:お酒の時間
「ジンデイジー」はドライジンとレモン果汁とグレナデンシロップをシェイクし、クラッシュドアイスを入れたグラスに注ぐ、見た目も涼しげで「デイジー(ヒナギク)」の名の通りピンク色の可愛いカクテルです。
ジンとレモンの爽快感にグレナデンシロップの甘みが加わることでとても飲みやすく、またクラッシュドアイスが溶けながらお酒の度数をやわらげてくれる為、特に女性にオススメのカクテルになっています。
BARによってはミントを入れたりや飾り付けをしてくれる場合もあります。
自宅で作る場合にはシェイカーが必要なので少し準備が必要ですが、材料と製法自体は簡単な為、ジントニックと同様に自宅で気軽に作れるカクテルです。
クラッシュドアイスをつめたグラスはもちろん、氷を入れたコリンズグラス(細長いグラス)に注いでソーダで割るのもオススメです。
マティーニ
出典:お酒の時間
マティーニは「カクテルの王様」と呼ばれるほどメジャーなカクテルです。ジントニックやジンデイジーとは異なり、アルコール度数の高い、飲みすぎ注意の「大人のカクテル」になります。
王様というだけあって、様々な逸話があるカクテルでもあります。
映画「007」でもジェームス・ボンドがウォッカベースのマティーニを注文するシーンがありますし(ちなみにボンド・マティーニという名前のカクテルもあります)、マリリン・モンローも映画「七年目の浮気」で砂糖を加えたマティーニを注文しています。
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製法は、ジンとハーブの香りがついたお酒「ベルモット」をミキシンググラスで混ぜる(ステア)し、ショートカクテルのグラスに注ぐ。
そしてオリーブをピンで刺し、グラスの中に沈めることで完成です(オリーブの飾り方は様々です)。
無色透明かつ飾り気のない姿がとても美しく、まさに「BAR」の代表格のカクテルです。
このマティーニのグラスが目の前にあるだけでも、落ち着いた大人の夜を感じさせるおしゃれさがあります。
アルコール度数が高いこととベルモットのハーブの風味が合わさり、飲みやすいカクテルではないかもしれませんが、飲んでいくにつれてその辛さが病みつきになります。
そして、よりジンの分量を増やすと「ドライ・マティーニ」という、ジンの味わいが増したカクテルとなります。
このカクテルもジントニックと同様、製法がシンプルの為、バーテンダーの力量が問われるカクテルになります。
味だけではなく、ステアをする姿やカクテルの出し方なども、カクテルを演出する大事な要素になりますので、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
バーテンダーの作法がかっこいいと思えれば、そのマティーニはとてもよい味がするはずです。
カクテルの王道、マティーニ。
まだ頼んだ事が無い方は、ちょっと背伸びをして「王様」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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ギムレット
出典:お酒の時間
次に紹介するのは、マティーニと同じくジンベースの代表的なショートカクテル「ギムレット」です。材料はジン・ライム・シロップの3種類という、ジントニックのショートカクテル版のようですが、味わいは異なります。
「ギムレット」は歴史の古いカクテルでもあります。
「ギムレット」の由来は、1890年代のイギリス海軍の軍医ギムレット卿が、船員にジンをそのまま飲むのではなく、健康の為にライムと混ぜて飲みなさいと提案したことが始まりです。
健康的に飲むことから始まったカクテルですが、その味やレシピを変えながら現代まで愛されています。
製法はシェイカーにジン、ライム、シロップを入れてシェイクし、カクテルグラスに注いで完成です。
マティーニと同じショートカクテルでアルコール度数はかなり強めですが、ライムとシロップのおかげでかなり飲みやすいカクテルとなっています。
その為、ついつい飲みすぎてしまうカクテルであり、酔い過ぎないように注意が必要です。
もし、飲んでいる間にもう一杯飲みたいけど度数が強いなと思ったときには、バーテンダーの方に度数を調整してもらうこともしてみるといいかもしれません。
ジンの分量などで味わいが変わることもカクテルの1つの楽しみ方です。
トム・コリンズ
出典:お酒の時間
最後に紹介するのはロングカクテルの「トム・コリンズ」です。ジンデイジーでの紹介にもありました細長い「コリンズグラス」はこのカクテルのためにあります。
「トム・コリンズ」の特徴のは、よくカクテルベースに使われる「ドライジン」ではなく、少し甘さのある「オールド・トム・ジン」を使っていることです。
もともと、ロンドンの“リマーズ・コーナー”という店のボーイ長でもあった、ジョン・コリンズがジュネバ・ジンをベースに作っていたカクテルですが、オールド・トム・ジンを使うようになってから「トム・コリンズ」に名前が変わりました。
製法もいたってシンプル。オールド・トム・ジンとレモンジュースをシェイクし、コリンズグラスに注ぐ。ソーダで割って軽くステアし、レモンとチェリーを添えれば完成です。ジンカクテルらしい、清涼感のある見た目と、甘くて飲みやすい飽きの来ない味わいが特徴的です。
実は、この「トム・コリンズ」とほぼ一緒のレシピのカクテルがあります。
それは「ジン・フィズ」です。
このジン・フィズの生まれはアメリカであり、トム・コリンズとジン・フィズの違いはジンとレモンジュースの配分の違いによります。ジンとレモンの相性の良さは、いろいろな所で気づかれていたわけです。
こちらも自宅で簡単に作れるカクテルとなっています。よりこだわりたい方は是非コリンズグラスを買ってみてはいかがでしょうか。
ジンで作れるオススメの美味しいカクテル5選【度数・飲み方も】|まとめ
ジンはそのままでもおいしいお酒ですが、カクテルにすることで色々な表情を見せてくれるとても面白いお酒です。
今回は詳しく紹介できませんでしたが、他にも「ホワイトレディ」や「シンガポール・スリング」といったジンを使ったおいしいカクテルがまだまだあります。
これを機に、自分のお気に入りのカクテルを探してみてはいかがでしょうか。


まずはジントニック!
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