「人工甘味料」(合成甘味料)という単語は既に知らない人はいないくらいの知名度となってきておりますが、実際のところ身体に危険は無いの?と疑問に思うことはあるかと思います。
そこで本記事では、人口甘味料って身体に危険なの?ということを始めとして、「太るの?」「血糖値は?」「糖尿病リスクもある?」なども含め解説していきたいと思います。
目次
そもそも人工甘味料って?
人工甘味料とは、文字の如く「人工的に作成した甘味料」で、自然なものではありません。
例えば自然なものから精製される甘味料は、
- 砂糖
- 蜂蜜
- メープルシロップ
- ブドウ糖果糖液糖
などがあります。
一方で、人工的な物から精製される甘味料は、
- アスパルテーム
- スクラロース
- チクロ
- アセスルファムカリウム
- ネオテーム
などがあります。
人工的な物に関しては、あまり聞き慣れないものばかりかとは思いますが、商品の成分表を見てみると、意外に多くの商品に含まれていることが分かります。
大きな特徴としては、砂糖(ショ糖)の数百倍の甘さを持つところであり、少ない量で甘味を持たせることができ、言い方を変えると低価格で砂糖の代わり(のように)食べ物を甘くできることになります。
人工甘味料って身体にとって危険なの?
結論から言いますと、人工甘味料を摂取することは身体に悪い"可能性が非常に高い"ということです。
何故断定した言い方では無いのかと言いますと、人工甘味料を摂取することによる身体への弊害を示した確固たるデータが今はまだ少ないからです。
基本的に、体内に栄養が摂取された場合、体内ではその栄養を吸収しようと血管が栄養を吸収する活動を始めます。
天然資源から精製された甘味料に関しては、このタイミングで体内に栄養として摂取されますが、人工甘味料に関しては体内に摂取されません。
つまり、血管は栄養を吸収しようとする働きをするのに実際には吸収されないという事態が起こるのです。
これは常に身体(脳)を騙し続けていることに他なりません。
これを繰り返すことで、糖尿病や肥満、更には重病のリスクが上がるという推測がされております。
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人工甘味料を摂取することによる血糖値への影響は?
米イリノイ大学の研究によると、人工甘味料を摂取することによる血糖値への影響は無いことが示されてはおります。
ですが、「この結果から人工甘味料入りの飲料や食品を好きなだけ食べて良いという意味では無い」と同大学は補足しております。
こと血糖値という観点で見ると影響は無いですが、前述しました通り、糖尿病や肥満、その他重病へのリスクはまだ残されているため、
安易に「大丈夫だ!」と人工甘味料をたくさん摂るのはちょっと待ちましょうという話です。
人工甘味料が使われている理由
何故ここまでリスクをはらんだ人工甘味料がこれ程までに世に蔓延っているのか、というところも気になるところではありますよね。
それは、企業にとってはとてもメリットがあるからです。
冒頭の「そもそも人工甘味料って?」でも記載しましたが、
人工甘味料は低コストで甘みを付けられるということになります。
企業にとってはこれ程便利なことはないのです。
利益率を向上させるためには、「安く作って高く売る」ということが重要になってきます。(商売の基本でもありますね。)
砂糖を使って甘味を付けるより、人工甘味料を使って甘味を付ける方が同じ価格で売った場合利益率は高くなるのです。
もちろん全てがその企みで作られているというわけではなく、人工甘味料を使用していないと謳う製品もたくさんありますし、そもそも値段の高い商品は入っていないことも多いですし、人工甘味料製品を食べたく無い!という人はそういった行動で回避することが可能です。
まとめ
ここまで人工甘味料の危険性や血糖値への影響などを解説しました。
医学的エビデンスに欠ける部分はあるので、確定的に危険と決めつけることはできませんが、少なくとも人工甘味料を摂取することによるメリットは今のところありません。
「絶対に摂らない方がいい!」とまでは言うつもりはありませんが、回避できる選択肢があるのなら回避しておいた方が良いのでは無いかなとは思います。