「東野圭吾」の名はもはや小説を知らない人でさえ聞いたことがあるレベルだと思います。
本記事では、映画化したりドラマ化したりと非常に人気な東野圭吾作品のオススメの小説本7選ランキングをまとめました!
ガリレオ・マスカレードホテル・変身・分身など有名・代表作どころ含め様々な小説をあらすじ込みでご紹介しております。
普段は小説を読まないという人も、これから読んでみようと考えている人も、ぜひこれを機に東野圭吾のミステリーワールドに溺れてみましょう!
大どんでん返しを楽しみたい...!
東野圭吾とは?
東野圭吾は1985年に「放課後」でデビューした作家で、2019年現在では作家を始められて35年目となります。
作品数は実に90作以上となっており、どの作品も名作・ベストセラーの連続で、数多くの作品が映画化・ドラマ化されています。
東野圭吾の年収って?
1作品100万部売れたとして、本の値段を1,000円とした場合、売り上げは90作品×100万部×1,000円でなんと900億円ということになります。印税率を10%としても、35年間に印税だけで9億円稼いでいることになり、単純に年数の35で割ったら2,500万円、つまりそれだけでも年収はなんと2,500万円以上ということになります。(もちろんここに映画化・ドラマ化したものなどの収入も加算されます。)
さらに補足しますと、2004年度の東野圭吾さんの所得税の納税額は4,812万円。
(2005年度からは納税額非開示)
当時の所得税の最高税率は40%でしたので、単純計算で1億2,030万円もの所得が年間であったと考えられます。
そこから15年経った現在、確実に今の何倍もの額を稼いでいると推測されます。
小説家ではトップの年収とも言われていたりするわね
東野圭吾と言えばミステリー?
東野圭吾の得意とするジャンルは、ミステリーです。
東野圭吾のすごい点は、30年近くミステリーを書く中で次々に新しいジャンルに挑戦・開拓し、ベストセラーを生み出し続けているところです。
また、ジャンルも多岐にわたり、ミステリーの中でもトリックを重視した本格的なものからサスペンス、社会派問題に言及したものまで様々なものがあります。
加えて、文章の読みやすさも特徴的です。
ただ、作品自体は一気に読んだほうがトリックや物語の流れがよくわかるので、できるなら時間がある時に一気に読んでしまうことをおすすめします。
ちなみに作品の多くは、結末で物語のどんでん返しや大きな展開の変化があります。
東野圭吾作品は長めで読み応えのある作品が多いので、途中で投げ出したりやめたくなるかもしれませんが、読み終わった時の達成感と満足感は東野圭吾作品ならではと言えるでしょう。
ぜひ、頑張って最後まで読み切ってみてください。
早速ここからは、そんな東野圭吾さんの「オススメの小説」をランキング形式で紹介させて頂きます。
リセマラが気になる方はこちらも!
東野圭吾オススメ小説本ランキング
第7位:「探偵ガリレオ」
こちらは、大学で物理学を教えている「湯川学」、通称「ガリレオ」が主人公となり、福山雅治が主演でドラマ化もされたのでタイトルをご存じの方も多いのではないでしょうか。
この小説では「被害者の頭が突然燃え出した」、「海岸で火柱が上がり女性が爆死した」等の通常では考えられないような奇妙な事件が起こります。
事件を担当している刑事の草薙は大学時代の友人である湯川を訪ねて事件の相談をします。
湯川は警察では見えなかった科学の視点・考え方で事件を解き明かしていくのです。
この小説は、「燃える」「爆ぜる(はぜる)」といった単語で章が分かれていることが特徴で、読み進めていくと、それぞれの単語が巻き起こる事件の内容を表していることがわかります。
こちらの「ガリレオシリーズ」はこの1作目以降、2018年に新作として発売された「沈黙のパレード」を含めて9作続くシリーズとなっています。
変わり者のガリレオが鮮やかに事件を解決していく様をぜひご覧ください。
ドラマの福山雅治と柴咲コウの掛け合いは最高だったなぁ...
「探偵ガリレオ」のドラマが気になる方へ!
第6位:「マスカレード・ホテル」
こちらはミステリーというジャンルではありますが、高級ホテルで働く従業員も描いたお仕事小説というジャンルでもあり、木村拓哉、長澤まさみが主演で映画化もされている作品です。
直近で映画化した最新ものだよね!
またこちらも「マスカレード」シリーズとなっており、現在この作品を含めて3作品出版されています。
舞台は高級ホテル「コルテシア東京」。
主人公はホテルのフロントクラークの山岸尚美と、刑事の新田浩介です。
新田はとある殺人事件の犯人を追っており、事件現場で残したメッセージから次の殺人がコルテシア東京で起こることが判明します。
新田は次の犠牲者を出さないためにホテルで潜入捜査を行うことになるのですが、補佐・教育係となった尚美から、髪型、お辞儀、歩き方まで叩き込まれます。
刑事としてすべてを疑う新田と、フロントクラークとしてサービス精神を持ち続ける尚美は、お客様に対する気持ちが正反対のため何度も衝突しますが、真逆の精神を持つからこそ相手から学ぶことがあり、次第に二人は息の合ったコンビとなっていくのです。
この小説のタイトルにある「マスカレード」は「仮面」を表しており、仮面の名の通り、何を意図して行動しているのかわからない奇妙なお客様が次々に現れます。
東野圭吾の文章が秀逸で、客がどんな人なのかが本当にわかりません。
ちなみに、お客様に対しての刑事としての新田の行動、フロントクラークとしての尚美の行動でお互いのプライド、プロ意識を感じることもできるので、そちらにも注目して読んでみてください。
リセマラが気になる方はこちらも!
第5位:「白夜行」
こちらの作品はサスペンス感もある本格的なミステリーで、映画化、ドラマ化もされています。
舞台は大阪。
桐原という質屋を経営する男が殺害されます。
容疑者として様々な人物が浮上するものの、決定的な人物は挙がりません。
事件からは長い年月が経ち、当時小学生だった被害者の息子の亮司、容疑者の一人の娘の雪穂は高校生となり、成長していく日々を亮司、雪穂それぞれの立場から彼らの周りで起きる事件にも焦点を当てて描かれていきます。
なお、結末で明らかになるすべての謎を読んだら、間違いなくもう一度見返したくなるでしょう。
この続編として、「幻夜」という作品もあります。
白夜行と違う意味でゾクゾクする展開の話となっていますので、こちらもおすすめです。
「白夜行」のドラマが気になる方へ!
第4位:「容疑者Xの献身」
こちらの作品は先ほど紹介した「探偵ガリレオ」シリーズの第3弾で、直木賞を受賞した作品でもあります。
この物語は、母親の花岡靖子、中学生の娘の美里の二人が暮らしているところから始まります。
この母子には何度引っ越してもつきまとってきて暴力をふるい金を奪う、元夫の富樫がいます。
富樫は現在二人が住むアパートも見つけ、訪ねてきます。
理不尽な暴力に耐えかねて、二人は大喧嘩の末に彼を殺してしまいます。
今後のことを考えて途方にくれていた母子を救ってくれたのは、隣に住む高校の数学教員、石神哲哉でした。
実は助けてくれた石神は、「探偵ガリレオ」シリーズの湯川学とは友人関係にあり、非常に賢い人物です。
最初に犯人を知ってしまっている読者側としてはいつ本当のことがばれてしまうのかドキドキしながら読んでしまいますが、石神の立てた計画は考え抜かれたもので読み進めるたびに様々な展開があり、まったく飽きがありません。
最後の湯川の、友であり、ライバルの石神を思っての一言は強く胸に刺さるものがあります。
「容疑者Xの献身」のドラマが気になる方へ!
第3位:「ある閉ざされた雪の山荘で」
東野圭吾の作品の中で主に初期の作品は本格的なトリックを追求しているものが多く、こちらの作品もその一つだといえます。
舞台はとある山荘です。
有名演出家の舞台のオーディションに当合格した若い役者たちが集められます。
そこに演出家からの手紙が届き、役者たちがいる山荘を雪に覆われて外界と連絡も取れないという設定で舞台稽古をするようにとの指示がありました。
役者たちは思い思いに過ごすのですが、一晩経つと役者の一人はいなくなっていました。
山荘内を探すと貼り紙ではありますが殺人が起こったという設定が記されています。
しかし一人、また一人と姿を消していくことで残された役者たちは、これが本当に架空の舞台稽古なのか、疑問を抱いていくのです。
この小説は役者たちの行動、登場人物の一人である久我の独白、加害者と思われる人物が役者を襲うシーンに分けられています。
それぞれのシーンからの視点で真実を予想しながら読んでみると面白いと思います。
トリック、結末が非常に見事です。
ちなみに、文庫版には山荘の平面図も記されており、それぞれの役者の部屋の場所もわかるようになっています。
それぞれの役者がどのように行動したのかを考えながら本を読み進めるのも面白いと思いますので、こちらもぜひご覧ください。
リセマラが気になる方はこちらも!
第2位:「天空の蜂」
こちらはサスペンス小説となっており、映画化された作品でもあります。
とある試験飛行場の格納庫から、テロリストによって軍用ヘリコプター「ビッグB」が大量の爆薬を乗せたまま遠隔操縦により奪われます。
「ビッグB」の行先は、高速増殖炉の「新陽」で、到着後は「新陽」の上空で滑空を続けています。
その上、「ビッグB」の中には見学に来ていた子どもが一人取り残されているのです。
テロリストの要求は、日本政府に対し、現在稼働中、もしくは建設中の原子力発電所の発電タービンをすべて破壊せよとのことでした。
タイムリミットがあり緊迫した空気の中、「燃料切れによる墜落」「取り残された子どもの救出」「テロリストへの要求」といった非常に難しい課題をどうしたら解決・突破できるのか専門家や自衛隊員たちは考え、試していくことになります。
この話はラストが素晴らしい、読者に考えさせられるようなものとなっており、まさに社会派小説といえます。
特に様々な点で問題視され続けている「原子力発電所」が物語の中心にある点も注目な点です。
このような作品を1990年代にすでに作り出していた点には、東野圭吾の先見の明が現れているといっても過言ではないでしょう。
この作品と同様に東野圭吾は社会派問題に関連した作品も多くあります。
例えば「手紙」は加害者家族がテーマとなっており、亀梨和也が主演でドラマ化されていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
「天空の蜂」の映画が気になる方へ!
第1位:「秘密」
東野圭吾の作品は多くがミステリーですが、これはSF作品に分類されます。
こちらも映画化・ドラマ化されている作品です。
この物語の主な登場人物は父親の平介、母親の直子、娘の藻奈美になります。
ある日、直子の実家に向かうため直子と藻奈美はスキーバスに乗るのですが、その道中でバスが崖から転落してしまいます。
病院に搬送されますが直子は亡くなってしまいます。
一方藻奈美は奇跡的に生還し、平介と共に家に帰ってくるのですが、衝撃的なことを告白されます。なんと体は藻奈美だけど人格は直子のものだというのです。
確かめるために、藻奈美の知らない結婚前のデートのエピソードを話してみると、平介が忘れていたようなことまで覚えており、相手は直子だと確信できたのです。
こうして三人、いや二人の奇妙な生活が始まったのです。
この物語はタイトルが「秘密」ということもあり、何が秘密なのかが大きな鍵だといえるでしょう。
また、メインの登場人物となる平介、直子気持ちそれぞれに非常に感情移入することができます。
平介の気持ち、直子の気持ちになって読む結末は全く違ったものに感じられると思います。
この作品と同様にドラマ化されている「変身」や「分身」もSF品となっています。
東野圭吾の描くSF作品は、実際にあるように感じられるようなリアルな描写が特徴的でハラハラする展開を味わうことができますので、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。
「秘密」のドラマが気になる方へ!
リセマラが気になる方はこちらも!
【東野圭吾】オススメの小説本7選ランキング|まとめ
今回は東野圭吾の作品の中から特におすすめな7つの作品を紹介させていただきました。
冒頭でも述べましたが東野圭吾さんの作品は、とにかくジャンルが多彩です。
本を普段あまり読まれない方から、ミステリー小説をたくさん読まれている方まで、多くの方が東野圭吾作品の中で自分のお気に入りの作品を見つけることができるでしょう。ぜひご自身のお気に入りの東野圭吾作品を見つけてみてください。
小説を電子書籍で読みたい方へオススメのサービス
ここまで東野圭吾のオススメ小説を紹介した上で、本の紹介リンクも貼りましたが、どうしても電子書籍で読みたい!という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に今とてもオススメな電子書籍サービスを最後にご紹介して終わりにしたいと思います。
ひかりTVブック(電子書籍)
ひかりTVブックって聞いたことありますか?
実はこのひかりTVブック国内最大級の電子書籍サイトで、コミック・小説・写真集などの多彩なジャンルに加え、BL・TL・成人向けコミックまでかなり幅広く取り揃えているのです!
例えば小説作品はこちらで確認 することができます!
割引やポイントバックキャンペーンを定期的に実施しており、無料作品も更新頻度が高いので、お金を掛けなくても十分楽しめるところも魅力的です!
ほんとひかりTVあるだけで1日中時間つぶせるからね...
[PR]
参考記事
オススメ名作小説本ランキング7選!新人賞・ミステリー・恋愛ものまで幅広くご紹介
【宮部みゆき】オススメの小説本7選ランキング!【映画・ドラマ化作品も】