数多くあるお酒のベースの中でもなかなか深く知っている人が少ないラム酒。
一方で、ラム酒は非常に種類が多く細かく味に変化を付けて楽しむことができる代表的なお酒でもあります。
本記事では、そんなラム酒で作れるオススメの美味しいカクテル5選をまとめました!
ラム酒とは?飲み方は?原料は?作り方は?アルコール度数は?海賊とかよく聞くけどどういうこと?
という細かいところも含めて解説しますので、ぜひこれを機にラム酒に詳しくなって嗜んでみてください!
目次
ラム酒とは?飲み方は?
ラム酒という名前は聞いたことがある方も多いでしょうが、そもそもラム酒とはどんなお酒なのかご存知でしょうか?
ラム...羊とか?
そっちではないんだよ...
砂糖の元であるサトウキビを原料とした蒸留酒でして、ジン、ウォッカ、テキーラと並ぶ世界4大スピリッツの1つです。
カリブ海、西インド諸島で作られるものが有名ですが実は意外にも、沖縄県や鹿児島県、小笠原諸島など日本で作られているラム酒もあるのです。
ラム酒の作り方は?
作り方も銘柄によっては、雲より高い場所で熟成させたり、スパイスを加えたり、ブランデーの空き樽で寝かせたりと様々です。
また、同じサトウキビを原料としたお酒でも、日本には黒糖を使用した黒糖焼酎があったり、ブラジルではサトウキビを原料とした蒸留酒をピンガという名称で作っています。
熟成期間も3年程度のものから20年以上寝かせたものまであり、非常にたくさんの種類のラム酒が世界中に溢れています。
ラム酒と海賊の関係
15世紀半ばから17世紀半ばまで続いた大航海時代に船乗りに嗜まれていたこともあり、海の男のお酒、海賊のお酒のイメージが強いですね。
なにより「パイレーツオブカリビアン」の影響で大変売り上げが上がったお酒ですからラム酒=海賊のお酒という方程式は世界的に認知されていると言っても過言ではありません。
ラム酒の分類・種類
ラム酒は大まかに、
- カクテルベースに使用しやすいさっぱりとした味わいの「ホワイトラム」
- お菓子作りにも使われるチョコレートやフルーツなどのニュアンスが感じられる濃厚で甘い味わいの「ダークラム」
- その中間に当たるスパイシーな味わいの「ゴールドラム」
の3種類に分類されます。
ラム酒のアルコール度数・飲み方
アルコール度数は40%以上がメジャーで、香り豊かなラム酒は水もジュースも加えず常温でそのまま飲むのもオススメですが、度数の高さからカクテルベースにすることも多いのが特徴です。
中にはロンリコ151というアルコール度数がなんと75.5%もある銘柄もあり、こちらをベースにすることでよりラムの力強さやバランスの良さを楽しめます。
そこで今回は、オススメのラム酒カクテル5選をご紹介致します。
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オススメのラム酒カクテル5選!
モヒート
様々なイベントや、最近では居酒屋さんでもメニューに載っているので口にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
ラム酒とミント、ライム、ガムシロップや砂糖などで甘みを加えてソーダで仕上げるこちらのカクテル。
モヒートの作り方は人により様々で、ベースの銘柄はもちろん使用するミントの種類によっても全く異なるカラーを見せるカクテルです。
共通して言えるのは、さっぱりとしたミントのほのかにビターなフレーバーと、ラム酒とシロップの甘さが香る夏の暑い時期には必ず飲みたい「バーの冷やし中華」と言っても過言ではない風物詩的カクテルです。
モヒートは基本ホワイトラムを使用してさっぱり仕上げるのですが、ダークラムを使用してまったりとしたコクのあるモヒートに仕上げるのもまた乙なものです。
ちなみに、モヒートをオーダーすると一般的にはストローが二本刺さって出てくるのですがなぜだと思いますか?
ま、まさかカップル...!
これはカップル用で顔を近づけて2人で飲むものだ。
なんて思ってる方も少なくないのですが実は一本は予備なのです。
グラスにはクラッシュドアイスといって細かい氷を入れてあるので稀にストローに氷が詰まってしまうことがあるのです。
かといって、ストロー無しで飲むと口の中に大量の氷が入ってきて飲みにくいですから、やはりストローは必須アイテムですね。
意外と知られていない豆知識なのでフェスなどで見かけたら是非話しのネタにしてみてください。
ここはあえて二人で飲む用と話して女の子と一緒に...
不純な動機でねつ造しないで!
ダイキリ
出典:お酒の時間
ダイキリ鉱山で働く坑夫たちが暑さ凌ぎに飲んだとされるカクテルだけあって、こちらも夏の定番カクテルです
ラム酒、ライム、砂糖を混ぜて作るシンプルなレシピだけに、作り手のレベルでクオリティが左右される非常に難易度の高いカクテルの1つです。
さらには、カクテルの話しをする際には欠かせない偉人、小説家の「アーネスト・ヘミングウェイ」が愛した「フローズンダイキリ」というのもこの夏飲むべきカクテルとして是非覚えて頂きたい一杯です。
細かく砕いたクラッシュドアイスとダイキリをミキサーで合わせた、まるで大人のカキ氷のようなこちらのカクテルは取り扱いのないお店もあるので、もし作ってもらえるようなら迷わずオーダーです。
真夏とか海の家でとにかく頼みたい...!
海行きたい...水着買いに行こう...
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XYZ
ドリンク紹介
— 野球バーグランドスラム (@grandslam000) 2019年6月6日
「XYZ」
ホワイトラム、ホワイトキュラソー、レモンジュースをシェイクし仕上げます
XYZとはアルファベットの最後、つまり「最後のカクテル=これ以上のものはない」という意味があるという!
柑橘系の甘みと酸味が溶け合い飲みやすい口当たりに仕上がっています!
是非お試しください pic.twitter.com/fMv4iyIOiK
サイドカーというブランデーベースのカクテルから派生され生まれたレシピの1つです。
ラム酒とレモンジュース、ホワイトキュラソーというオレンジピールの香りのリキュールのみを混ぜたシンプルなカクテルです。
名前の由来としてアルファベットの最後であることから「これ以上ない究極のカクテル」と唱えられることが多いですが、
「XYZ」の後は小文字の「abc」が続くということでリスタートの意味合いや、道半ばといった意味合いがあるなどと、由来は諸説あります。
多様なシチュエーションやメッセージに対応できる便利なカクテルです。
最近「シティーハンター」が改めて映画化されたことによって、このカクテルを知った方も少なくないかもしれません。
甘酸っぱくて口当たりも優しいので割と飲みやすいカクテルですが、かなり度数の高い一杯ですので飲み過ぎには要注意です。
XYZ...名前からもうかっこいい...
あんた名前だけで頼もうとしてるでしょ!
キューバ・リバー
出典:お酒の時間
ラム酒とライム、コーラを混ぜ合わせたカクテルです。
ラムコークにライムを加えたもの、と言った方がわかりやすい方もいらっしゃるかもしれません。
キューバ・リバーは「自由なるキューバ、万歳!」という意味の英語ですがスペイン語だと「クバ・リブレ」となります。
よく「キューバ・リブレ」と言ってる方を見かけますが、英語とスペイン語が混在しているので、「キューバ・リバー」か「クバ・リブレ」と呼ぶのが文法的にはスマートかと思われます。
ただし、キューバ産のラム酒とアメリカ産のコーラを合わせた政治的メッセージのあるカクテルですので、もしも背景を知った上であえて「キューバ・リブレ」と呼んでいたとしたら非常にカッコいいですね。
自由なるキューバ、万歳!
ホットバター・ド・ラム
出典:お酒の時間
そもそもホットカクテルというジャンルがあることを知らない方も多いのではないでしょうか。
余談ですが、温めることで香りが豊かになり、コクが増すお酒も多いのでホットカクテルは気温に関わらず人気のジャンルなのです。
こちらはラム酒と砂糖に熱湯を合わせてバターを浮かべたカクテルです。
寒い日の一杯目に、飲み疲れた日の〆の一杯にオススメです。
スティックシナモンを合わせてスパイシーに仕立てたり、「ホットバタードラムカウ」といって、熱湯の代わりにミルクで仕上げるカクテルもあります。
寝つきが良くなるため、寝る前のナイトキャップとしてもピッタリのカクテルです。
身体を暖めることができて、寝つきも良くなるなんて素敵...
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ラム酒で作れるオススメの美味しいカクテル|まとめ
オススメのラム酒カクテル5選でしたが、興味をお持ちいただけたカクテルはありましたでしょうか?
もちろんですが、この他にもラム酒を使用したカクテルは非常にたくさんあります。
しかも、一言でラム酒と言っても甘さが強いものからスパイシーなもの、さっぱりしたものや酸味の強いものまで色々な味わいのものがあるので、同じカクテル1つとってもバリエーションは様々です。
4大スピリッツの中で最も味わいの違いに幅のあるラム酒の世界は一度ハマるとやみつきになるほどの魅力が隠されているのです。
これを機にラム酒に触れてみてはいかがでしょうか。
また、今回ラム酒カクテルを作るにあたり、ホワイトラムやライムジュースなどを材料として使用することを書きましたが、オススメの材料を最後にご紹介しておきます。
オススメのホワイトラム
オススメのゴールドラム
オススメのライムジュース
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