2011年に連載を開始した漫画で、あれよあれよとアニメ化・映画化と一気に人気を博していった「東京喰種(トーキョーグール)」。
2014年からは第二期となる「東京喰種トーキョーグール:re」の連載が開始されており、とにかくその勢いは留まることを知りません。
女性人気も凄い東京グールですが、本記事では「本当に面白いの?見所は?」というところをネタバレを出来るだけ控えた上で解説したいと思います!
OP主題歌やキャラ、実写になってどう?といったあらゆる魅力を紹介しますので、ぜひこれを機に東京グールの世界に入り浸って見て下さい!笑
目次
作品名「東京喰種」の意味は?
「東京喰種」という単語を最初に見たとき「???」となるかと思います。
私も完全にそうでした。笑
「東京」という部分は皆さんご存知「日本の首都:東京」のことです。
舞台が東京であることを表しております。
一方で「喰種(グール)」とは、見た目は人とは変わらないが、人の肉を食べることで生活している者たちのことを指します。(急に怖さ感でるかもですが...笑)
それらを掛け合わせて、「東京に蔓延しているグールたち」というのが作品の意味です。
グールの特徴
見た目が人なので、普通に日常生活(大学等にも)で人間と同じように生活しています。
ただ、グールには弱点があり、それは人間が食べる食物が異常にまずく感じるということです。(作中では、「腐りかけの魚の腸のよう」と表現されておりました。)
水やコーヒーは問題なく飲むことができるのですが、固形物で栄養を取るには人肉を食べるしかない為、人間生活に紛れ込む場合は影で人肉を食べるという生活を余技なくされます。
あまりにも難易度が高い生活スタイルな為、グールだけで生活していこうとするグールもいます。
人間が好きなグールも多く、人間と共存しようとするけど自分がグールということで色々葛藤する部分がとても生々しくて、しかもこれは石田スイ先生の特徴でもあるのですが、詩的に表現される部分が多いところが見ていてグッとくるものがあります。
どこか儚さが常にまとわりつきつつも、禍々しいほどの生きようとする欲望という陰と陽の共存具合が素敵だと思っております。
話は若干それますが、当然のことながら人肉を食べるシーンも多々現れますので、人によっては苦手とする人もいるかもしれません。そこは覚悟を持って読んでみて下さい←
グール捜査官の存在
人肉を食べるわけですから、人にとっては襲われるリスクもあり危険です。
そんな人間を守るために、グール捜査官なる者たちが存在します。
彼らの主な任務はグールの殲滅。
人間の数倍もあると言われるグールの筋力と驚異的な再生力を相手にする為、あらゆる戦略と武器を駆使します。
その辺にある刃物くらいだとほぼ使い物にならないので、対グール武器と呼ばれる「クインケ」を使用します。
クインケはグールが持つ特殊な細胞を用いて作成した武器であり、これであればグールに致命傷を与えることが可能です。
とは言え、使用する捜査官は人間なので(一部例外もあるが...)グールの攻撃を受けるとほぼ一撃クラスでやられます。
本当に物凄い勢いで捜査官が死んだりするので、見ていて何とも言えない気持ちになります。
「死」というテーマも裏に強くある作品でもあります。
個人的には涙無しに見ることはできない漫画だと思っています。
東京グールのキャラクター
東京グールの大きな見所のひとつ、それが魅力的なキャラクター陣です。
ここでは、その魅力的なキャラクターをご紹介したいと思います。
(若干のネタバレが入っておりますので、少しのネタバレも嫌だ!という方はここを飛ばしてください!)
金木 研(かねき けん)
東京グールの主人公。
18歳の至って普通な大学生だったが、グールの「リゼ」に捕食されかけ瀕死状態になる。
瀕死状態のまま輸送される中、リゼの赫包を移植されてしまい、金木研は半分人間半分グールという存在になってしまう。
人間の気持ちを持ちながらもグールの生き方(人肉を食べるなど)をしなければならず、その中で葛藤を抱え続ける描写が特徴的です。
非常に哲学的なシーンも多く、読む者を共感の波に誘ってきます。
優しさを持ち、人を捕食することや殺害したりすることにためらいを持つ金木研が、敵の拷問によって狂気的になるシーンも見る者を一気に引きずり込みます。
金木研を見ていると、なんだか自分も半グールの気持ちになり、どんどんのめり込んでしまうんですよね。
霧嶋 董香(きりしま とうか)
東京グールのヒロイン。
普通に高校に通っているパッと見可憐でかわいい女の子ですが、実はグールなのです。
グールは人間が食べるものが食べられない(腐りかけの魚の腸のような味がする)ので、毎日を共にするのは苦痛中の苦痛だったりします。
その中で、平気な顔で人間が食べるものを食べる素振りをしたり、芯の強さを見せる辺りが非常に魅力的なキャラクターです。
基本的にはトーカちゃん、またはトーカと呼ばれており、金木研との深い関係はとても見どころです。
永近 英良(ながちか ひでよし またはヒデ)
一見地味キャラ感あるヒデの存在は、実は絶対に外せない重要キャラなんですよね。
金木研の親友で、同じ大学に通う男子学生。
ヒデと呼ばれ、人間としての金木に心の支えとなっている存在です。
トーカちゃんのことを気に入っており(グールだとその時は知らない)、また、金木がいつの間にかグールになっていることも知らないまま付き合いを続けていく。
その中で、金木の普段のおかしい様子に洞察力鋭いヒデは気付いていくわけですが...
あらゆる葛藤が垣間見えて、もしかすると私たち人間からしたら最も共感できる人物なのかもしれません。
もし親友のあの人がグールだったら...?
そう考えると、ヒデから目を離せなくなるんですよね。
有馬 貴将(ありま きしょう)
数々の魅力的なキャラクターが多い中(グールの中では?捜査官の中では?みたいなグループ分けもある中...)実は私が一番好きなキャラクターが有馬貴将です。
ひとことで言うと最強のグール捜査官です。
いやもう本当にとんでもないくらい強いです。
先ほどグールは人間の数倍の筋力と驚異的な再生力みたいな話をしました。
当然ながらグールがあまりにも強いので人間がなんとかしてなんとかしてやっと勝つ...みたいな感じであるわけですが、有馬貴将においては、逆に彼に勝つことができるグールって存在するの?って本気で思うレベルです。
彼の強さの秘訣や、勝てるグールがいるのかどうか?とかその辺りは実際に読んでみて確認して欲しいのですが、もう本当にとにかく強くてかっこいいです。
溢れるカリスマ性。似合いすぎる眼鏡。etc...
とにかく読んで確認して下さい。言えることはもうそれだけです...笑
エト
見た目は全身に包帯を巻いた小柄の少女ですが、その強さがあまりにも凄すぎて油断していると本当に秒速で死にます。ほんとです。
グール捜査官にはグールの強さを判定する操作レートなるものが用意されており、
- SSレート:特等捜査官(最上位捜査官のこと)が複数人いなければ対応できないグール
- S+レート:特等捜査官と同等の力を持つグール
- S-レート:準特等捜査官と同等の力を持つグール
- Aレート:上等捜査官と同等の力を持つグール
- Bレート:下位捜査官と同等の力を持つグール
- Cレート:上記未満
となっているのですが、このエトはまさかのSSSレートです。(え)
SSレートの更に上SSSレートというとんでもない強さなのですが、これはもう査定不可能というレベルなのです。
こんなに可愛らしい少女がこれほどまでに強い反則さを兼ね備えているわけですが、正体を知るとこれまた驚きますので、ぜひ本編を見てみて下さい...!
東京グールアニメ版の特徴は?
アニメ化するに当たってやはり気になるのは声優は誰?問題ですよね。
担当声優次第では、一気にファンが離れたり、逆にあの人が声優なら観てみよう!みたいになったりします。
先ほどキャラの紹介をしましたが、それに併せてアニメ版の声優を紹介したいと思います。
- 金木研:花江夏樹・小堀友里絵(第一部 子供時代)
- 霧嶋董香:雨宮天
- 有馬貴将:浪川大輔
- 月山 習:宮野真守
- 芳村 功善:菅生隆之
- 四方 蓮示:中村悠一
- 西尾 錦:浅沼晋太郎
- エト:坂本真綾
というように、豪華な声優陣で固めております。
リセマラが気になる方はこちらも!
続きを見る【崩壊:スターレイル】リセマラガチャ最強当たりキャラランキング!
「東京グール」OP主題歌
東京グールはOPの主題歌が非常に良いと評判の中、特に大人気なのがTK from凛として時雨さんの「unravel」です。
もうこの曲を聴いたら東京グールというくらいの位置付けでして、
また、曲調や歌詞が東京グールととんでもないくらいマッチしてるんですよね。
このハイトーンボイスに映像。
ほんと鳥肌が立つレベルです。
しかもこの曲は、作中の中でも大事なシーンで度々流れるので、そういった意味でも曲と作品の溶け込み具合が増しております。
「東京グール:re」OP主題歌
東京グール:reの主題歌はこちらもまたTK from 凛として時雨さんの「katharsis」です。
TK from 凛として時雨さんは「東京グール」がとても好きなのが溢れているくらい作品を解釈されており、そこにマッチするように全力を捧げたとも本人がコメントしております。
この曲の歌詞には、とてつもない「使命感」を感じさせるものになっているのですが、これはグールの王となった金木研の王としての「使命感」を表現しているようにも感じ取られます。
ちなみにkathrsisの意味は、
「抑圧されていた感情が解き放たれ浄化をもたらす。」
王としての使命感を持ち、常に抑圧されていた感情が、霧嶋董香含め他キャラのおかげでだんだんと浄化されていき心に安寧が訪れていく様を表現しているのかもしれません。
unravelに始まり、katharsisに終わる。
音というピースをTK from凛として時雨さんがしっかり当てはめ究極の作品となった東京グール・東京グール:reアニメをぜひ視聴してみて下さい!
「東京喰種トーキョーグール:re」とは?
ここまで、「東京喰種トーキョーグール:re」という単語がたくさん出てきましたが、そもそも「東京喰種トーキョーグール」と何が違うの?というところは気になると思います。
端的に答えると、東京喰種トーキョーグールの続編です。
(いや、さすがにそれは分かってたと返ってきそうですが...笑)
内容としては、ネタバレが含まれるところでもありますので、実際に見てから確認したい!という方はここの部分は読み飛ばしてください!
東京喰種1期の最後に、金木研は有馬貴将の手によって倒されます。
と思われるところなのですが、実はこのタイミングで金木研は精神崩壊と記憶喪失を起こし、ぎりぎりのところで生かされたまま回収されます。
その後、捜査官育成プログラムに掛けられ佐々木琲世として生まれ変わって主人公となったのが「re:」の始まりです。
捜査官として生まれ変わった金木研(佐々木琲世)は、捜査官として多くのグールを駆逐していきます。
ですが、本質はグールであり金木研です。
グールとの戦闘やあらゆる苦境の中で、蘇りそうになる金木研の感覚や記憶との葛藤模様は非常に見どころです。
最終的に金木研(佐々木琲世)はグールの王となり...
ここから先はぜひ本編を見て下さい!
泣きあり驚きありの素晴らしい作品となっております。
人間だった金木研が半グールになって戦いに敗れて捜査官になってグールの王になって...という流れを聞くだけでも何やら相当やばいな...
東京グール映画版の特徴
まさかあれほど描写が凄まじい東京グールが実写化されるとは思いもしませんでしたが、2017年7月29日に映画版東京グールが上映されることとなりました。
主演の金木研を演じるのは、「窪田正孝さん」。
ヒロインの霧嶋董香を演じるのは、「清水富美加さん」。
他にも、鈴木伸之さんや大泉洋さん、佐々木希さんなど錚々たるメンツが揃っております。
ストーリーは金木研がグールとして目覚め、鈴木伸之さん・大泉洋さんが演じる亜門鋼太朗・真戸呉緒というグール捜査官と戦いを演じるところまでとなります。
漫画では人肉を食べるシーンや、赫子(かぐね)を用いた物凄いアクションシーンがありますが、これらを映画で観るだけでも価値があります。
私は映画館で4DXで観たのですが、アクションは激しい・水しぶきは飛んでくるとそういった意味でも楽しめました。
漫画とは明らかに異なった楽しみを感じることができますので、ぜひ1度は観てみて下さい!
リセマラが気になる方はこちらも!
続きを見る【崩壊:スターレイル】リセマラガチャ最強当たりキャラランキング!
東京グールのアニメを観たい方へオススメのサービス!
Blu-Rayを買ったりするのも良いけど、あまり部屋の荷物を増やしたくないし、何だったら他のアニメとかも観たいし、できることなら動画配信サービスとかで観れないかな?
という方に最もオススメしたいのがU-NEXT
U-NEXT
こちらであれば、東京グールのアニメはもちろんのこと、映画版も視聴可能です!
U-NEXT内で「東京喰種」と検索した場合の結果がこちらです。
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アニメを観たい方はもちろんのこと、まずはお試しで...!という方も
ぜひ試してみて下さい!
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ほんとそういうところ早いし、何よりコンテンツ量がずば抜けてすごいよな...
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補足:作者の石田スイ先生とは?
石田スイ(いしだスイ)先生は、日本の漫画家であり、独自の作風や深いストーリーテリングで多くの読者を魅了し、日本の漫画業界において注目を集めています。
石田スイ先生は、2011年に「東京喰種」を連載開始し、その独特な世界観と緻密なストーリー展開が多くの読者を引きつけました。
作品は人間と人を喰らう怪人(喰種)との闘いを描いており、暗いテーマや倫理的な葛藤を探求する一方で、キャラクターの成長や友情、希望といった要素も含んでいます。
「東京喰種」は、石田スイ先生の独特な画風や緻密なキャラクターデザインも特徴的です。彼は独自の描写技法を駆使し、キャラクターの表情や身体表現に細かなディテールを込めることで、物語性や感情の表現をより一層深めています。
石田スイ先生の作品は、暗いテーマや過激な描写が多い一方で、人間の葛藤や共感を呼ぶ要素も取り入れています。彼は読者に対して社会的な問題や人間の本質について考えさせる一方で、ストーリーを通じて感情的なつながりを生み出すことにも成功しています。
「東京喰種」はその人気を受けてアニメ化され、映画化もされました。石田スイの作品は国内外で高い評価を受け、多くのファンを魅了しています。彼の影響力は、漫画業界だけでなく、アートやストーリーテリングの分野においても広がっています。
石田スイ先生は、緻密なストーリーテリングや独自の世界観を持つ漫画家として、その才能と創造力によって多くの読者を魅了し続けています。彼の作品は、深いテーマやキャラクターの成長、人間の葛藤などに触れることで、読者に感動や共感を与える力を持っています。