※2026年9月27日時点の情報です。料金やキャンペーンは変わることがあります。本記事には広告(PR)が含まれます。
✓ FX(外国為替証拠金取引)は、預けた証拠金を担保にして通貨を売り買いし、為替レートの差額をやりとりする取引
✓ 個人のレバレッジは最大25倍(証拠金は取引額の4%以上)。少ないお金で大きな取引ができる分、損失も同じように大きくなる
✓ 元本保証はなく、相場が急に動くと預けた証拠金以上の損失が出るおそれもある
✓ 国内の登録業者との取引で得た利益は申告分離課税(所得税15%・住民税5%に復興特別所得税を加えた税率。国税庁)
✓ 始めるなら「金融庁に登録された業者か」「少額から試せるか」「コストとロスカットのルール」を確認。口座の比べ方はFX口座の選び方と比較で解説しています
「FXってよく聞くけど、結局なにを売り買いしているの?」「少ないお金で大きく増やせるって本当?」「税金や自動売買のことも気になるけど、調べるほど難しい言葉が出てくる」。あなたも、そんなモヤモヤを抱えていませんか。
FXはスマホで手軽に始められる一方、仕組みを知らないと大きな損失につながりやすい取引です。この記事では、金融庁・国税庁・FX会社の公式情報(2026年9月時点)をもとに、FXの基本を順番に整理しました。特定の取引をすすめるものではありません。
- FXって、そもそも何を売り買いしているの?
- レバレッジ25倍ってどういう意味?こわくないの?
- スプレッドやスワップポイントって何?
- ロスカットされると、どうなるの?
- 税金はいくら?確定申告は必要?
- 自動売買なら、放っておいても増えるの?


FXを始める前に必ず知っておきたいこと
・FXは元本保証がありません。為替の値動きやスワップポイントの変動によって損失が出ることがあります。
・レバレッジにより、預けた証拠金を上回る損失が出るおそれがあります(金融庁)。
・個人は取引額の4%以上の証拠金が必要で、レバレッジの上限は25倍です(金融庁・金融先物取引業協会)。
・日本でFXを提供できるのは、金融商品取引業の登録を受けた業者だけです。取引の前に金融庁の登録業者一覧で確認しましょう。
読み飛ばしガイド
目次
FXとは?「通貨の値動きの差額」をやりとりする取引
FXは「外国為替証拠金取引」の略です。ひとことで言うと、ある通貨を買って(または売って)、あとで反対の売買をしたときの為替レートの差が損益になる取引です。
為替レートは、金利や経済指標、政治のニュースなどで毎日動いています。たとえば1ドル=150円のときに米ドルを買い、151円になったところで売り戻せば、1ドルあたり1円の利益です。反対に149円に下がってから売れば、1ドルあたり1円の損失になります。
1万ドル分(「1万通貨」と数えます)なら、1円の値動きで約1万円の損益です。また外貨預金とちがい、FXでは「売り」から取引を始めることもできます。先に売っておき、値下がりしたところで買い戻す取引も可能です。
なお、1ドル=150円が140円になるのが「円高」、160円になるのが「円安」です。
取引できる時間
FXは平日ならほぼ24時間取引できます。DMM FXとLIGHT FXはどちらも、月曜の朝7時から土曜の早朝(夏時間は5時50分、冬時間は6時50分)までです(各社サービス概要より)。
よく出てくる用語を、先に一覧でまとめておきます。

| 用語 | 意味 | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 証拠金 | 取引の担保として預けるお金 | 個人は取引額の4%以上が必要 |
| レバレッジ | 証拠金の何倍の金額を取引しているか | 個人の上限は25倍。損失も大きくなる |
| スプレッド | 売値と買値の差 | 実質的な取引コスト。広がることもある |
| スワップポイント | 2つの通貨の金利差などによる調整額 | 受け取りだけでなく支払いもある |
| ロスカット | 損失が一定以上になると自動で決済される仕組み | 損失を必ず限定できるわけではない |
| 税金 | 申告分離課税(先物取引に係る雑所得等) | 所得税15%・住民税5%+復興特別所得税 |
レバレッジと証拠金|25倍は「上限」で、損失も同じ倍率で大きくなる
結論から言うと、レバレッジは「値動きの影響を大きくする仕組み」で、利益も損失も同じように大きくなります。
FXでは取引額の全額を用意する必要はなく、担保として「証拠金」を預けます。個人の場合、証拠金は取引額の4%以上が必要と決められており、レバレッジに換算すると最大25倍です。この規制は2011年8月から続いています(金融先物取引業協会)。
1ドル=150円と仮定した計算例です。
| 取引量 | 取引額 | 必要証拠金(4%) | 1円動いたときの損益 |
|---|---|---|---|
| 1,000通貨 | 15万円 | 6,000円 | ±1,000円 |
| 1万通貨 | 150万円 | 6万円 | ±1万円 |
| 10万通貨 | 1,500万円 | 60万円 | ±10万円 |
大事なのは、25倍まで使い切る必要はないことです。口座に30万円を入れて1万通貨(150万円分)を取引すれば、実際のレバレッジは5倍です。同じ30万円で5万通貨(750万円分)なら25倍になり、少し逆に動いただけでロスカット(後述)の水準に近づきます。


スプレッドとスワップポイント|コストと金利差の受け払い
スプレッドは「実質的な取引コスト」
FXの画面には、売値(Bid)と買値(Ask)の2つの価格が表示されます。この差が「スプレッド」です。多くのFX会社は取引手数料を無料にしているため、スプレッドが実質的なコストになります。
たとえばDMM FXの米ドル/円は、午前9時〜翌午前5時の時間帯が原則固定0.2銭です(それ以外の時間帯は0.2〜3.9銭、2026年9月25日掲載)。0.2銭は0.002円なので、1万通貨を取引すると20円のマイナスからスタートする計算です。LIGHT FXの「米ドル/円 LIGHT」は、午前8時〜翌午前5時が原則固定0.18銭(例外あり)と公表されています(2026年9月1日時点・自社調べ)。
ただし「原則固定」でも、経済指標の発表時や早朝・休み明け、大きな事件のときなどは広がることがあります。DMM FXは、拡大の上限は一定値に限られないと注意書きしています。
スワップポイントは「金利差」の受け払い
スワップポイントは、2つの通貨の金利差などをもとにした調整額です。一般的に、金利の高い通貨を買って翌営業日に持ち越すと受け取り、売って持ち越すと支払いになります。
注意したいのは、スワップポイントは金利情勢で毎日変わり、受け取りと支払いが逆転することもある点です。また、高金利の通貨は値動きが急になりやすく、受け取ったスワップより為替の損失が大きくなることもあります(LIGHT FXの注意事項より)。
証拠金維持率とロスカット|損失を止める仕組みだが万能ではない
含み損がふくらむと、FX会社がポジションを強制的に決済します。これが「ロスカット」です。目安は「証拠金維持率」で、必要な証拠金に対して口座の有効な証拠金が何%あるかを表します。
ロスカットになる水準は会社によってちがいます。公式のサービス概要では、DMM FXは証拠金維持率が50%で自動ロスカット、LIGHT FXは100%以下になると全ポジションを自動決済するとしています。
ここで誤解しやすいのが、ロスカットがあっても損失が必ず証拠金の範囲におさまるわけではないことです。金融庁は、相場が急に動いたときは証拠金を上回る損失が出ることがあると説明しています。LIGHT FXも2026年9月25日のお知らせで、月曜に金曜の終値から大きく離れた価格で取引が始まる「窓開け」が起きると、証拠金以上の損失が出るおそれがあると注意を呼びかけています。
損失をおさえるために、初心者がまず意識したいのは次の3つです。
・注文するときに「逆指値(ここまで下がったら決済する注文)」を一緒に入れておく
・口座に余裕を持たせ、実際にかかるレバレッジを低めにする
・重要な経済指標の発表前後や週末をまたぐ保有は、リスクが大きくなることを知っておく
チャートの見方の基本|ローソク足と時間足
チャートは、為替レートの動きをグラフにしたものです。FXでよく使われるのは「ローソク足」で、1本のローソクが、ある期間の始値・高値・安値・終値の4つを表します。始値より終値が高ければ陽線(値上がり)、低ければ陰線(値下がり)です。
ローソク1本が表す期間を「時間足」といい、1分足・日足・週足などを切り替えて見ます。短い足ほど細かい動きが、長い足ほど大きな流れ(トレンド)がつかみやすくなります。取引スタイルのちがいはデイトレードやスイングトレードの違いでも解説しています。
移動平均線などの「テクニカル指標」は、過去の値動きを整理する道具で、将来の値動きを言い当てるものではありません。LIGHT FXのツールでは「TradingView」のチャートも選べます。
FXの税金|申告分離課税で、損失は3年繰り越せる
国内の登録業者との店頭FXで得た利益は、「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象です。国税庁によると、税率は所得税15%と住民税5%で、これに復興特別所得税(所得税額の2.1%)が加わります。合計すると20.315%です。なお国税庁は、令和9年(2027年)以降は復興特別所得税が1.1%になり、防衛特別所得税1%が加わると案内しています(令和8年4月1日現在の法令等)。
- 損益通算:ほかの「先物取引に係る雑所得等」とだけ通算でき、給与や株式の売却益とは通算できません。
- 損失の繰越:残った損失は翌年以後3年間の「先物取引に係る雑所得等」から差し引けます。損失が出た年から毎年続けて確定申告をすることが条件です(国税庁No.1523)。
- 会社員の場合:給与以外の所得が20万円以下などの条件を満たすと、所得税の確定申告が不要な場合があります(国税庁No.1900)。住民税の申告は別に必要なことがあるので、市区町村で確認しましょう。
- キャンペーンのキャッシュバック:LIGHT FXは、キャッシュバックを一時所得として扱うと案内しています。
税金の扱いは個人の状況で変わるため、国税庁のタックスアンサーや税務署で確認してください。
FXの自動売買|「何もしなくても儲かる」は要注意
自動売買は、決めたルールに沿ってプログラムが注文を出す仕組みです。感情に左右されない一方、相場の性質が変わるとルールが合わなくなり、損失も自動でふくらむことがあります。「自動なら安全」「ほったらかしで増える」というものではありません。
特に注意したいのが、SNSやセミナーを入り口にした勧誘です。金融庁は、自動売買ソフトの「なにもしなくても儲かる」といった触れ込みやSNS経由の勧誘に注意を呼びかけており、出金に応じてもらえないなどのトラブルも報告されています。
また、会員制で自動売買ソフトを販売・レンタルする行為は、一般的に投資助言・代理業の登録が必要とされています(外為どっとコムの注意喚起より)。まず金融庁の登録業者一覧で登録の有無を確認し、困ったときは消費者ホットライン「188」などに相談しましょう(消費者庁)。
なお、DMM FXとLIGHT FXの公式サイトのツール一覧(2026年9月27日確認)に自動売買専用のツールは載っていません。決めたルールを守りたい場合は、指値・逆指値やIFD・OCOなど「条件をセットしておく注文」を使う方法があります。
FXの始め方|登録業者を選び、少額と練習から
FXを始める流れは、おおまかに次の5ステップです。
- 業者を選ぶ:金融庁の登録業者か確認し、取引単位やコストを比べる
- 口座を申し込む:スマホで本人確認書類を提出する(DMM FXは最短即日、LIGHT FXは最短翌日から取引可能としている)
- デモ取引で練習する:DMM FXには、仮想資金500万円で3か月使えるデモ取引がある
- 余裕資金を入金する:生活費や借りたお金は使わない
- 小さな単位で取引する:1,000通貨などから、逆指値をつけて取引する
2社の基本を公式サイトの情報で比べると次のとおりです(2026年9月時点)。
| 項目 | DMM FX | LIGHT FX |
|---|---|---|
| 運営会社・登録番号 | 株式会社DMM.com証券 関東財務局長(金商)第1629号 | トレイダーズ証券株式会社 関東財務局長(金商)第123号 |
| 最小取引単位 | 1万通貨(ミニ通貨ペア4種は1,000通貨) | 1,000通貨(一部の通貨ペアは1万通貨〜) |
| 米ドル/円のスプレッド | 0.2銭(原則固定・午前9時〜翌午前5時) | 米ドル/円 LIGHT 0.18銭(原則固定・例外あり・午前8時〜翌午前5時) |
| ロスカット水準 | 証拠金維持率50% | 証拠金維持率100%以下 |
| 取引手数料 | 無料 | 無料 |
スワップやツール、キャンペーンまで含めた比べ方は、FX口座の選び方|DMM FXとLIGHT FXを比較でくわしくまとめています。DMM FXの申込手順はDMM FXの口座開設の流れも参考にしてください。
申し込む前にもう一度確認
・FXは元本も利益も保証されていません。
・個人のレバレッジは最大25倍(取引額の4%以上の証拠金が必要)で、預けた証拠金を上回る損失が出るおそれがあります。
・スプレッドは広がることがあり、スワップポイントは受け払いが逆転することがあります。
・キャンペーンの条件を満たすための無理な取引はやめましょう。
・取引は契約締結前交付書面などを読み、ご自身の判断で行ってください。
トレイダーズ証券(関東財務局長(金商)第123号)のFXサービス。1,000通貨単位から取引でき(一部は1万通貨〜)、取引手数料は無料。米ドル/円 LIGHTは原則固定0.18銭(午前8時〜翌午前5時・例外あり、2026年9月時点)。LIGHT FXの公式サイトを見る ›
DMM.com証券(関東財務局長(金商)第1629号)のFXサービス。通常は1万通貨単位で、米ドル/円など4ペアは1,000通貨単位のミニ通貨ペアも選べます。取引手数料は無料で、仮想資金500万円のデモ取引もあります(2026年9月時点)。DMM FXの公式サイトを見る ›
FXが向いている人・向かない人
編集部の見立てでは、FXの向き・不向きは次のように分けられます。
✓ なくなっても生活に困らない余裕資金で取引できる
✓ 証拠金以上の損失が出る可能性を理解している
✓ 損切りのルールを決めて守れる
✓ 少額から仕組みを学びたい
・生活費や借りたお金で取引しようとしている
・短期間で確実にお金を増やしたい
・元本が減るのは絶対にいやだ
・損を取り返そうと取引量を増やしがち
・SNSの「必ず儲かる」という話に惹かれやすい
よくある質問
Q. FXはいくらから始められますか?
A. 1,000通貨単位で取引できる場合、1ドル=150円なら必要証拠金は約6,000円(取引額の4%)です。ただし必要証拠金ぎりぎりではすぐロスカットの水準に近づくため、余裕を持った入金が必要です。
Q. FXで借金を負うことはありますか?
A. 可能性はゼロではありません。相場の急変や窓開けでロスカットが間に合わず、証拠金を上回る損失が出ると、不足分は利用者の負担になります。逆指値と低めのレバレッジが大切です。
Q. 会社員でも確定申告は必要ですか?
A. 給与以外の所得が20万円以下などの条件を満たせば、所得税の確定申告が不要な場合があります(国税庁No.1900)。ただし住民税の申告が必要になることがあり、損失を翌年以後に繰り越したい場合は毎年の確定申告が必要です。
Q. 海外のFX業者はレバレッジが高いと聞きました。
A. 日本の居住者に向けて、金融商品取引業の登録を受けずにFXを勧誘・提供することは違法です。金融庁や消費者庁は、無登録の海外業者とトラブルになっても追及は極めて難しいと注意を呼びかけています。
まとめ|FXは「仕組みとリスク」を理解してから
FXは、証拠金を担保に通貨を売り買いし、為替レートの差額をやりとりする取引です。レバレッジで大きな取引ができる反面、損失も大きくなり、元本保証はありません。スプレッド・スワップ・ロスカット・税金の仕組みを理解し、登録業者を選んで少額と練習から始めましょう。
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