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【ゴジラ キング・オブ・モンスターズ】はもうご覧になりましたか?
日本産まれの人気キャラクター・ゴジラがハリウッドの地で大活躍している今作は、普段ゴジラ映画を見ない方にもぜひおすすめしたい作品です。
こちらではそんな素晴らしいアメリカの超大作
【ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ】の魅力やネタバレ感想、そしてまた何度も見に行きたくなるとっておきの注目ポイントをご紹介します!
ゴジラ人気はほんと凄いよね...!
目次
ゴジラ キング・オブ・モンスターズとは?
そもそも【ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ】とは、いったいどんな作品なのでしょうか?
ゴジラだけは知ってるけど...
例えゴジラ映画をほとんど見た事がない方でも、ゴジラというキャラクターの名前は日本に暮らしていれば誰しも聞いたことがあるでしょう。
大きな恐竜のような黒い体に、大きな背びれと長いしっぽを持つそのキャラクターを主役にした映画は、65年前に日本で誕生し、それから国内外でたくさんの作品が作られてきました。
今回の映画は、そんなゴジラを題材にした今までにないシリーズの作品なのです。
モンスターバースシリーズの誕生
ゴジラ映画は65年もの長きにわたり制作されており、その数は実写版だけでもなんと32作あって、そのうち3作品がアメリカで制作されています。
国内で制作された29作は、作られた時代背景や製作スタッフによって時にシリアスに、時にコミカルに演出され、多くの怪獣達が登場し、熱狂的なファンを産んでいきました。
そのファンの想いはついに海を越え、ゴジラを中心とした怪獣映画シリーズがアメリカで誕生したのです。
それこそがモンスターバースシリーズといって、世界中に怪獣達が多く存在する世界を描いたシリーズとなります。
このシリーズは、今まで2014年に【ゴジラ】、2017年に【コング 髑髏島の巨神】の2作が公開されており、シリーズ第3作目にあたるのがこの【ゴジラ キング・オブ・ザ・モンスターズ】という作品なのです。
来年には【ゴジラVSコング】の公開も決定しており、目が離せない内容です。
日本を代表する怪獣達の共演による迫力の戦闘シーン
ゴジラ作品にはもちろんゴジラ自身は欠かせませんが、彼と一緒に物語をさらに盛り立ててくれるのが、共に出演するたくさんの個性的で魅力的な怪獣達の存在です。
初めての敵怪獣であるアンギラスをはじめ、様々な怪獣を生み出したゴジラシリーズの最新作にふさわしく、今回も魅力あふれる怪獣たちがゴジラと共にスクリーンの中を所狭しと暴れまわります。
今回ゴジラと共演するのは、
- 翼竜の姿をした「空の大怪獣・ラドン」
- 幼虫から成虫へと美しく変化する「平和の使者・モスラ」
- 金色に輝くボディと3つの首が特徴的な、ゴジラ最大のライバル「キングギドラ」
ここにさらにゴジラを加えた四大怪獣の白熱した戦闘シーンの凄さといったら、大人が見ても思わず童心に帰り、フィギュアを買って怪獣ごっこをしたくなってしまうほど!
他にも多くの怪獣達が出てくるこの映画、大迫力の完成度なのも納得ですね!
魅力的なキャスト陣
迫力の大怪獣バトルだけが今作の魅力ではありません。
大いなる怪獣たちに負けないドラマを見せてくれるのが、魅力的で個性あふれる登場人物たちです。
かつて家族の大切な一員を怪獣の襲撃によって亡くし、バラバラになってしまった主人公家族。
そんな悲しくもひたむきな様子を見せてくれる一家の父親役には、ピータージャクソン監督がリメイクしたキングコングや昨年公開されたファーストマンなどの特撮作品で活躍したカイル・チャンドラー。
その元妻であり、怪獣との共存を望む女性博士役には多くの主演女優賞を受賞し、自身も監督作品を持つ経験豊富な女優、ヴィラ・ファーミガ。
そして両親の間で揺れ動く聡明で行動力のある心優しい少女には、テレビドラマ俳優やモデルとして活躍する弱冠15歳の新星、ミリー・ボビー・ブラウン。
さらには怪獣達との共存の道を探る世界的組織の幹部には、日本を代表する大俳優・渡辺謙や、中国で絶大な人気を誇り日本でも広告などで幅広く知られるチャン・ツィイーなども加わり、魅力あふれる人間ドラマを見せてくれます。
吹き替えは最近なにかと話題な俳優・田中圭をはじめ、幼いころから演技力の高さで知られる芦田愛菜などが、本職の声優にも劣らない納得の演技で担当しているので、字幕と吹き替えの両方を楽しんでみるのも通な見方といえるでしょう。
キャスト豪華すぎない!?
リセマラが気になる方はこちらも!
ゴジラ キング・オブ・モンスターズの感想
とにかく愛にあふれた一作というのが、初めての鑑賞した感想です。
今回の作品を演出しているマイケル・ドハディ監督は、自他ともに認める大のゴジラ好き。
そんな日本のゴジラで育った監督ならではの、歴代ゴジラ映画への愛と敬意に満ちあふれた映画となっています。
ストーリーはシンプルで主要な登場人物も少なめと、深く考えずにのめりこめる人間側の物語展開に加え、それを補って余りあるほどの怪獣達の迫力あるバトル展開が楽しめる娯楽性の高い内容は、みんなで見に行ったあとワイワイ感想を言い合うのにもピッタリ!
また、環境破壊や外来種問題など、現実にも通じる普遍的なテーマをもぜいたくに盛り込んだ、盛りだくさんな映画です。
前作で話題となった渡辺謙演じる芹沢博士による「ゴジラ」の発音は今回も健在で、本来ならば「ガッジーラ」と発音することに慣れているはずの英語圏である海外の反応でも絶賛されています。
ゴジラ キング・オブ・モンスターズのネタバレ
ここからは今作をご覧になった方向けに、ネタバレを含む感想や解説を書いていきます。
これを読めば、また2度3度とこの映画を見たくなることでしょう。
家族の描き方が面白い!
冒頭の展開で産まれたばかりのモスラの前でテロリストに襲撃され、その人質となってしまう可哀想でか弱い母娘と、それを救おうとするカッコイイ父親の話なのだと思わせてくれる今作。
そのすぐ後にいきなりのどんでん返しが入るのが痛快です。
実は怪獣テロの首謀者だった母親、そんな母親と対等以上に渡り合える娘という真実の姿は、ただ助けを待ち守られ従うだけの古き女性像からかけ離れた、信念と行動力、そして豊富な知識を持った女性の姿といえるでしょう。
そんな戦う女性とも言うべき母娘と対比するように、父である主人公は酒に溺れた過去があったり、感情的になって怪獣抹殺を提言してしまうなど、すこし頼りない印象。
けれども最後には怪獣の強さと尊さを認め、周囲の人々を助け、家族のために死地に赴く強さを見せてくれます。
今作ではある意味現代風ともいえる家族の在り方を、楽しむことが出来ます。
異なる考えの対立と共闘が面白い!
今作唯一の日本人である芹沢博士の所属する、怪獣専門機関モナーク。
そんなモナークを掌握し、配下において怪獣抹殺に舵を切らせようとする政府と米軍。
この二つの組織は最初は怪獣を巡って意見の対立を起こします。
怪獣の優位性や存在価値を信じるモナークにとって、怪獣抹殺を命じる政府や軍にはどうしても反発してしまいますし、逆に怪獣を消し去れば人間社会に平和が訪れると信じている政府や軍にとっては、怪獣を守ろうとするモナークは愚かで困った人々に見えてしまう。
そんな組織間の対立の描写は、そのまま芹沢博士と主人公・マークの対立にも表れます。
マークはどちらかといえばモナークの所属なのですが、考え方は政府や軍と同じ『怪獣抹殺』。
そんなマークと怪獣にすら敬意を払う芹沢博士は、ときに目線だけで、ときに実際に言葉に出して、あからさまに対立していきます。
しかし、物語の中盤に軍が新兵器オキシジェン・デストロイヤーを使ったことで怪獣王ゴジラの死を招き、宇宙から来た偽りの王・キングギドラが猛威を振るい始めることで、やっと二つの考えは対立をやめ、ともにこの星を守るべく手を取り合って、ついにはゴジラとも共闘するに至ります。
「一度対立してからの共闘」というまさに王道というストーリーは、いつ見ても心を盛り立ててくれる最高の展開といえるでしょう。
あちらこちらに散らばるイースターエッグ
今作のメガホンをとったマイケル・ドハディ監督は、非常にゴジラ作品への愛と知識が豊富な監督で、そのリスペクトにあふれたオマージュがあちらこちらに仕込まれているのが、この映画の魅力の一つになっています。
例えば冒頭のモスラの遺跡の壁画レリーフには、よく見ると真ん中の成虫の両隣に二頭の幼虫が描かれていますが、これは【モスラ対ゴジラ】で卵から産まれた幼虫が双子だったことを思い起こさせます。
また、ゴジラの縄張りの中に作られたモナーク前進基地の、54という番号とキャッスルブラボーという名称は、一番初めの【ゴジラ】が作られたきっかけとなったビキニ環礁での水爆実験のキャッスルブラボー作戦と、同実験の実施年であり【ゴジラ】の公開年でもある1954年からのダブルミーニングになっています。
この他にも全編を通して過去のゴジラ作品や、他の特撮作品や名作映画などを彷彿とさせる描写が多数存在しているので、それを探してみるのも楽しみ方の一つです。
リセマラが気になる方はこちらも!
まとめ
【ゴジラ キング・オブ・モンスターズ】感想・ネタバレ・見どころをレビューしていきましたが、いかがでしたか?
今回の映画はエンディングのスタッフロールで、ゴジラやキングギドラをはじめとする怪獣達のキャスト名が『himself』(モスラのみ女性設定の為herself)になっているなど、本当に怪獣という生き物が存在する世界を描いています。
そんな迫力と魅力にあふれた【ゴジラ キング・オブ・モンスターズ】の世界を、ぜひ何度でもお楽しみください!
もう一回観に行こうかな...
その気持ちすごくわかる...!
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