一時は品薄どころか完売状態で全く見かけることがなくなってしまった使い捨てマスク。
今はその時とは打って変わって安定した供給が再開され、街中でもたくさん見かけるようになりましたよね。
完売状態だった頃「困ったぞ・・これはしばらく気軽に買える状態にはならなそう・・・どうにかしなきゃ!」といろんな人がこぞって作りだしたのが手作り布マスク。
最初はこのピンチをしのぐだけの物でしたが、今では素材やデザインを季節やその時々のファッションに合わせて楽しむ人も多くなってきました。
今回は、簡単にできる立体の布マスクの作り方を紹介します。
コロナ予防としてだけでなく、趣味としてファッションに合うようなオシャレな生地を選んだりすることで、いい気分転換にもなるのでまだ作ったことがないという人にもオススメです!
簡単にできる子ども・大人用サイズ布マスクの作り方
(用意するもの)
- マスクの型紙(子ども・大人用ともにインターネットにたくさん掲載されています)
- お好きな生地
- マスク用ゴム
- 手縫い針と糸
- チャコペン
- はさみ
- アイロンとアイロン台
(下準備)
生地は水に濡れると縮む性質を持っているので、買ってきた状態のまますぐ作ってしまうと洗濯した後に縮んでしまいます。
なので作る前に水通しという作業をしておきましょう。
と言ってもそんなに難しくはないので安心してください。
①買ってきた生地を洗面器などに貯めた水に浸してしばらく置きます。
②時間が経ったら水を絞り、ハンガーなどにつるしてしっかり乾燥させます。
もちろん生地を裁断する前でも後でもどちらでこの作業をやっても大丈夫です。
生地が乾いたらアイロンをかけていざマスクづくりへ!
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1チャコペンで型紙を生地に写していきます。
型紙は縫い代も含めたサイズになっているので型紙のまま写します。
この時に、縫い代部分に印をつけておくと縫う時に簡単です。
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2生地を裁断していきます。
ここで表地分1組、裏地分1組が出来上がります。
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3それぞれの生地を中表に合わせ、マスクの中心となる部分の1㎝内側を縫っていきます。
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4縫い終わったら縫い代に切れ込みをいれ、割った状態でアイロンをかけます。
このひと手間が出来上がりを綺麗にしてくれます。
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5表地分と裏地分2組分を縫ってアイロンをかけたら、マスクの中心部分が重なる表になる方を内側に合わせてマチ針で固定します。
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6中心となる部分の時と同じように、1㎝内側を上下それぞれ端から端まで筒状になるように縫っていきます。
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7縫い終わった生地を表に返します。
ここでもうだいぶマスクの形になってきているはずです。
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8ゴムを通す部分を2回折り返してマチ針で止めて縦に縫っていきます。
折り返した部分が縫いにくいようでしたら、縫う前に1度アイロンをかけてクセづけしておくと縫いやすくなります。反対側も同じように縫います。
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9マスク用ゴムをちょうどいい長さに切って通せば完成です!
マスクのゴムは、マスク自体に縫い付けてしまってもOKです。
私は、ゴムが延びてきた時にサイズを調整したかったので、ゴムを通す形のマスクにしました。
手縫いで十分綺麗に作ることができるのでぜひチャレンジしてみてください。
リセマラが気になる方はこちらも!
人気のあるマスクの生地
今の季節、マスクをしていると暑いし息苦しくて、でもなかなか外すこともできないのでもどかしいですよね。
そんな季節に重宝する良く伸びて触れるほど涼しく感じられるメッシュ生地のドライニットやコットン、ポリエステルなどの涼しい素材や通気性がいい素材の生地が今大人気です。
ドライニット生地には綺麗なデザインがプリントされていたり、サラリーマンでも躊躇することなく使えそうなシンプルなカラーやデザインの生地もあります。
また、裏地にガーゼを使ったりすることも多いと思いますが、ガーゼも無地はもちろんピンクやブルー、可愛い柄がプリントされた物やダンガリー調の物までたくさんの種類が販売されているので、裏地だけに限らず表地としても使うこと素敵なマスクを作ることができます。
普通の手ぬぐいでも作ることができるので、家でずっとしまってある使わない手ぬぐいなどでも作ることができるので、経済的でとても嬉しいですよね。
肌に触れる部分の素材はとても大切です。
お肌に合わなかったりすると肌荒れなどのトラブルの原因にもなってしまうので、自分や使う人に合った素材を選ぶようにしましょう。
ちなみに、小池東京都知事が使っているマスクは、会見の度に違うデザインを着用していて、それが毎回すごくオシャレで、かつ女性にしては少し大きめに作られているので予防という面から見てもとても安心感がありますよね。
また、ハワイアンキルトの第一人者であるキャシー中島さんは、手縫いで簡単にできるマスクの作り方などを紹介されていてその作り方が本当に簡単なんです。
私もミシンを持っていないので、布マスク作りは諦めていたのですが、TVでキャシー中島さんの作り方を見て「作ってみよう!」と挑戦した一人です。
自分が思っていたよりちゃんとしたマスクができるのと、好きな生地を自分で選べる楽しさにすっかりハマってしまいました。
また、子ども用の生地もアンパンマンやプリキュア、ドラえもんに鬼滅の刃まで様々な種類の生地がたくさん販売されているので、子どもに自分で選んでもらって作ってあげると喜ばれること間違いなしです。
布マスクの洗い方
せっかく好きな生地で素敵なマスクを作ったのですから、しっかりお手入れをして大切に使いましょう。
ですが、意外とちゃんと知らない布マスクの洗い方。
布マスクは手洗いが基本です。
洗う前にゴム手袋や使い捨て手袋などの感染防止対策をして洗いましょう。
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1洗面器にぬるま湯を貯めて普通の洗濯洗剤を適量入れよく溶かします。
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2そこに布マスクを浸し10~20分しっかりつけ置きしましょう。
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3つけ置きが終わったら、マスク全体を上からグッと押すように押し洗いします。
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4押し洗いが終わったら、新しいぬるま湯に変えて洗剤をすすぎ落します。
洗剤が落ちるまで繰り返しすすいだら水分を軽く切ります。
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5もう一度洗面器にぬるま湯を貯め、今度は塩素系の漂白剤を入れた後に布マスクを浸し、15分ほど置いてしっかり殺菌します。
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6殺菌が終わったら、漂白剤が落ちるまでしっかりすすぎ水を切ります。
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7タオルで挟んで水分を取り陰干しします。
洗い方のポイントとしては、力強くゴシゴシこすったり、雑巾のようにぎゅーーっと絞らないように注意しましょう。生地が傷んでしまいます。
簡単にできる布マスクの作り方【子ども・大人用サイズ】|まとめ
子ども用から大人用まで簡単にできる布マスクの作り方をご紹介しました。
今ではマスクは生活をする上で欠かせない必需品となりました。
これからしばらくはお世話になっていくであろうマスクを、自分の好きなデザインや形、季節に合わせた素材で作ることが出来たら楽しいですよね。
また、使い捨てのマスクと違って洗って除菌することにより、何度も繰り返し使うことができますのでお財布にも優しい!!
コロナに振り回されっぱなしで、ほとほとうんざりしつつある今だからこそ、それを逆手にとって予防をしながら、マスクをファッションの一部として、また趣味の一環として楽しんじゃいましょう。