間も無く、日本最強のキックボクサーと名高い那須川天心と世界最強のボクサーと名高いフロイド・メイウェザー・ジュニアとの世紀の大決戦が始まります。
この戦いにおいては、物凄い注目が集まっており、【日本 vs 世界】と言っても過言ではない規模感の戦いでもあります。
まずは、両選手に関してまとめてみます。
目次
【那須川天心】
那須川天心の経歴
1998年8月18日生まれ。
現RISE世界フェザー級王者。
現ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者。
「天に心を持つ。天のような大きな心を持ち、感謝の気持ちを忘れない人間になってほしい」という由来の元、父から「天心」と名付けられた。
とにかく類稀なる才能を持っており、ほぼ全ての試合でダウンを奪うという階級からは考えられないくらいのパワーを誇っております。
パワーだけに限らず、とんでもない瞬発性と一瞬の判断力。
本人曰く、「当たっているように見えているパンチはほぼいなしてるんですよね。顔の動きで。」とのことなので、遠目で見てる感じかなり入っているように見えるパンチは実際はほぼダメージが通ってないということになります。
アマチュア時代から、「ジュニアのパウンド・フォー・パウンド」と称されており、これはつまり最強意味することになります。
ちなみに、パウンド・フォー・パウンドというのは、異なる階級の選手を比較する際に用いる用語であり、例えば軽量級の選手が重量級並みの重量を持っていたとしたら?みたいな形で、あらゆる要素を仮定の上で平均化させ全選手の強さを比較する方法です。
このパウンド・フォー・パウンドに選ばれるということは、選手からすると最高級の称賛に値し、階級の違いにより戦うことの叶わない相手に実質勝ちを収めるようなものとなります。
那須川天心は、まさしくパウンド・フォー・パウンドに選ばれており、更には「神童」「キックボクシング史上最高の天才」と呼ばれるほど未だかつて存在しなかったレベルの選手なのです。
現時点において、プロキックボクシングの戦績は28戦28勝(全勝)内21KOというとんでもない戦績を収めております。
対戦相手の研究はほぼせず、2,3回相手の動きを確認して、あとは本番の対峙で相手を理解していくスタイルを取ってます。
間違いなく日本最強の選手と言える男である。
リセマラが気になる方はこちらも!
【フロイド・メイウェザー・ジュニア】
フロイド・メイウェザー・ジュニアの経歴
1977年2月24日生まれ。
元WBC世界スーパーフェザー級王者。
元WBA世界ウェルター級スーパー王者。
元WBA世界スーパーウェルター級スーパー王者。
元WBO世界ウェルター級王者。
元WBC世界ライト級王者。
元WBC世界スーパーライト級王者。
元IBF世界ウェルター級王者。
元WBC世界ウェルター級王者。
元WBC世界スーパーウェルター級王者。
というとんでもない経歴の持ち主。
史上初の無敗5階級制覇を果たしており、階級を上げる際にパワー不足となる部分を超人的なスピードと反応を利用したディフェンシブボクシングで、相手を見極めた上で絶妙なカウンターを放ってKOする。
メイウェザー選手も、パウンド・フォー・パウンド最強ボクサーと言われている。
50戦50勝(全勝)内27KOと、こちらも想像し難い戦績を残している。
スポーツ長者番付で1位になるほどお金を稼いでおり、高級車や装飾品を大量に購入してアピールすることから「金の亡者」と呼称されることもある。
ビッグマウスとしても名高い彼は下記のような名言も解き放っている。
ボクシング史において、俺よりこのスポーツに全てを捧げたファイターはいない。フロイド・メイウェザーほどハードにトレーニングをしてきたファイターは存在しない。俺の勝つという意志は、他の奴らとは別物なんだ
俺はソーダも飲むし、ピザも食うし、女どもと一日中遊んでるが、そんじょそこらのファイターじゃ、この俺を倒す事は出来ないのさ!
これほどの言葉を放っても、どこか納得してしまうのは結果がしっかり伴っているからとも言える。
誰も真似することができないL字ブロックとも呼ばれるフォームを極めることで達成した驚異的なディフェンシブテクニックによって無敗を維持し、最強の位置にたどり着いたとも言える。
今回この無敗の王者同士がRIZINで戦うことの意味があまりにも凄い意味を持っております。
事実上のキック禁止ルールによる戦いで那須川天心的には不利な状況ではありますが、ボクシング技術だけにおいても井岡一翔選手(日本ライトフライ級王者)と並ぶほどの最強であるだろう、とコーチから言われるほどの実力なので、可能性は全然あるかと思います。
何はともあれ、これから始まる最強決定戦。実に楽しみですね!
試合結果(追記)
結果としては、メイウェザー選手の1RTKO勝利で終わってしまいましたが、体重差およびキック無しで果敢に立ち向かった那須川天心選手に盛大な拍手を送りたいです...!
本当に貴重な対戦を見せていただいてありがとうございました...!